ヤブラン

九州大学名誉教授 正山征洋先生所蔵のボタニカルアートを追加致しました。

ヤブラン

ユリ科に属する多年生草本です。

ジャノヒゲに似ていますが、ヤブ ランはより日陰地に生育し、全体的に大型で、葉が立ちます。

また、花は夏穂状に立ち上がり、秋果実が黒く熟します。

根の先が肥大した塊根は大葉麦 門 冬(たいようばくもんどう)と称し、煎じて服用すると、痰を切り、咳止め、強 壮に効果があります。

また、薬用酒として強壮にも利用されます。

さらに空咳きの時によく用いられる漢方薬、麦門冬湯にも配合されることがあります。

本画は1800年代初期のカーチスによる作品です。

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