キキョウ

九州大学名誉教授 正山征洋先生所蔵のボタニカルアートを追加致しました。

キキョウ

キキョウ科に属する多年生草本で秋の七草の一つです。
茎や葉を傷つけると白い乳汁が出ます。
草丈40~100cmで、よく分枝し初夏茎頂に青紫色の大きな美しい花を開き
ます。
秋には多くの種子を内蔵する楕円形の果実を結びます。
なお、花を取り除くと次々と花芽をつけて秋まで開花します。
根にはオレアナン系トリテルペンの配糖体であるプラチコジン類のサポニンを
含有し去痰、鎮咳、喉の痛み、排膿等の作用があります。
根を桔梗と称し桔梗湯、小柴胡湯加桔梗石膏、排膿散等の漢方薬に配合され
ます。
本画は1700年代末のカーチスによる手彩色です。

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